能代市桧山の「北限の茶」、八十八夜に合わせ手際良く剪定
八十八夜の1日、「北限の茶」として知られる檜山茶の剪定(せんてい)が能代市桧山の元祖檜山茶大高園(大高翔園主)で行われ、青空の下で余分な枝葉を切り落とした。檜山茶は京都宇治茶の在来種を手摘み、手もみといった古来から続く製法で生産。寒冷地で栽培されているため、国内有数の産地の静岡県などに比べて作業の時期がずれる。立春から88日目に当たる八十八夜が一番茶の摘み頃とされるが、同園ではこの時期に剪定作業を行っている。茶摘みは今月下旬ごろに始まる見込みとし、早ければ6月中旬から旧料亭金勇やキッチンカー、飲食店などでドリップバッグを販売する。