原木輸出量が国内2位 昨年の能代港、過去最多17万4千立方㍍

 能代市の能代港を活用した昨年1年間の秋田杉丸太(原木)の輸出量は17万4千立方㍍で、過去最多を記録した。中国向けに米代川流域などから調達した原木で前年の3・4倍に膨れ上がり、販売総額は20億円を突破した。財務省の貿易統計によると、国内の港別では過去最高の2位に付け、国内シェアは12・3%と初めて1割を超えた。住宅着工の不振が続いて原木の販売先となる合板メーカーの生産が停滞し、まとまった量が輸出に回った。

能代港の原木輸出量は17万4千立方㍍で国内2位となった(同港大森地区で)
能代港の原木輸出量は17万4千立方㍍で国内2位となった(同港大森地区で)

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