出来秋願い、特産ナシの授粉作業に精 八峰町峰浜地域
八峰町峰浜地域で特産のナシの花の授粉作業が行われている。農家が出来秋を願いながら、結実を高めるために欠かせない人工授粉に精を出している。ナシの栽培は冬場に剪定(せんてい)を行い、花が咲くと人工授粉作業に入る。開花後の短期間で行う必要があり、好天で15度以上の日が作業に適しているとされる。峰浜果樹組合の組合長を務める笠原達幸さん(61)は、同町峰浜水沢の果樹園約1㌶のうち70㌃で早咲きの秋泉や主力品種の幸水など14種類を栽培。26日は幸水の作業に着手し、家族3人で凡天と呼ばれる道具を使って手作業で丁寧に雌しべに授粉していた。授粉作業は今月末まで行われる。