藤里町振興協会、トヨタ式「カイゼン」でマイタケの生産性向上目指す

 マイタケ生産事業を行う藤里町振興協会(会長・佐々木町長)は今年度、半年にわたってあきた企業活性化センターの「食品事業者生産性向上支援事業」に参加し、トヨタ自動車東日本と協力して生産性向上のための相互研さん活動に取り組む。初回の活動が18日、町まいたけセンターで開かれ、今後の活動の進め方や目標、現場での困り事を一緒に解決していくことを確かめた。相互研さん活動は、あきた企業活性化センターが県の補助金を受けて行う事業。もともとは東日本大震災を機に被災した三陸の水産加工会社をトヨタ自動車の改善手法で救えないかと岩手県で始まったもので、今年度、県内では町振興協会のマイタケ生産現場での課題を共有し、一緒に解決することで生産性の向上につなげる。10月までの間、月2回のペースで来町する同社TPS推進部の白鳥裕也さんと遠藤勇さんの2人と、振興協会の社員が生産現場での改善活動に取り組む。

トヨタ自動車東日本と協力して始まったまいたけセンターの相互研さん活動
トヨタ自動車東日本と協力して始まったまいたけセンターの相互研さん活動

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