新能代風力発電所、少なくても30個体は風車に衝突か 東北電力バードストライク調査
能代市浅内の海岸砂防林に大型風車7基が並ぶ「新能代風力発電所」を運営する東北電力は、風車に鳥類が衝突する「バードストライク」の事後調査結果を公表した。運転開始から2年間目視で調査し、風車周辺で74個体の死骸・痕跡が確認され、このうち少なくても30個体が回転するブレード(羽根)やタワーに衝突した可能性が高いと判定した。環境省のレッドリストに準絶滅危惧種として掲載されているタカの仲間「ミサゴ」も1個体見つかり、衝突の可能性が高いとした。鳥の生態に詳しい地元関係者は「30個体とは考えられない数だ」と懸念を示している。