市内唯一の醤油蔵元廃業へ

まろやかな味の醤油(しょうゆ)と完熟味噌(みそ)で市民に親しまれてきた能代市通町の老舗店「原田醸造店」(原田長勝代表)が今春で自主廃業する。地域の人口減少で需要が減り、後継者もいないことから昭和初期から87年間守り継がれてきた屋号「マルチョウ」の看板を下ろす。これで市内の醤油蔵元は1軒もなくなる。閉店の話を聞きつけた客が殺到したことで商品が売り切れになったため、いったん休業し、3月10日以降の再開を目指す。

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