小中学校の不登校過去最多
能代市の小中学校で不登校の児童生徒が増え続けている。市教育委員会の調査によると、令和4年度は児童生徒1千人当たりで過去最多の19・5人。全国、全県の平均より少ないものの、インターネットでゲーム等に没頭し昼夜が逆転したり、集団になじめなかったりして不登校になる状況が見られるほか、「無理に学校に連れて行かない」という意識が学校や保護者に浸透したことも背景にあるとみられる。市教委は「不登校は誰でもなり得る。学習機会の支援が大切」とし、6年度は不登校支援の「はまなす広場」(サン・ウッド能代内)の機能を強化し、タブレットを活用した家庭学習の支援にも取り組む考え。