能代市財調基金の減少続く
能代市の「貯金」に当たる財政調整基金は、昨年12月予算補正後の年度末残高見込みが29億175万円となった。市は、最終的には特別交付税で4年度末の残高(40億8680万円)と同水準まで持ち直すことを期待しているものの、ピークだった平成30年度末(59億8815万円)に比べると目減りし、減少傾向が続いている。今年度は7月の大雨被害への対応や能代工業団地の拡張で同基金を取り崩した。市は「残高を増やすのは厳しさがある。今後も維持できるよう、自主財源の確保などに努める」としている。