能代市実質単年度収支は赤字

 能代市の4年度普通会計決算によると、歳入のうち市税は73億4千万円余りで、合併後過去最大となった。商業施設や風力発電設備の新設等で固定資産税が増加したことなどが要因。自主財源の割合は3・5㌽アップの36・6%。実質単年度収支は4億6037万円の赤字で、能代工業団地の拡張等で積立金取り崩し額が膨らんだことが影響したが、県補助金などが5年度の歳入となって取り崩しを“カバー”する。5年度はさらに洋上風力関係の固定資産税も入るが、市は「人口減や物価高騰の中とあって楽観視せず、引き続き事業を精査するとともに税収増に取り組む」としている。

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