損壊した燃焼試験棟を公開

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)能代ロケット実験場は19日、先月14日に発生した個体燃料ロケット「イプシロンS」第2段モータ地上燃焼試験の爆発事故以来、初めて現場となった真空燃焼試験棟を一般に公開した。同実験場の小林弘明所長によると、先月の燃焼試験の際、爆発の衝撃で試験棟の壁や屋根の一部が吹き飛んで損壊。崩落の危険があるため、棟内は立ち入り禁止となっていた。屋根、天井、壁は重機を使った処理作業や安全確認などが先週まで行われ、今週から関係者が棟内に入り、今後も事故原因の調査を行っていくという。

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