県、保護犬譲渡の可能性探る
藤里町の住宅などで多数の犬が放し飼いにされていた「多頭飼育崩壊」の問題で、県が昨年3月に保護した56匹のうち、6日までに20匹が新たな飼い主や動物愛護団体に譲渡された。さらに5匹が引き取り先を募集中だが、半数以上の31匹は依然として人への警戒心が強く、職員がなでることも難しい状況という。県は、譲渡が可能かを判断するための基準を策定。満たせなければ殺処分を検討するが、県は「譲渡の可能性を探りたい」としている。譲渡可能な保護犬の情報は、県生活衛生課のホームページで公開している。