能代市内の空き家老朽化進む
能代市は、4年度の空き家等実態調査の結果をまとめた。空き家(店舗など含む)の件数は2390戸で、前年度に比べて32戸(1・3%)減り、平成26年度からの調査で初めて減少に転じた。市は「所有者が適切な管理として解体を進めた」とみている。ただ、危険度の高い「特定空き家」をはじめ、状態が良好ではない空き家は166戸増えて1618戸で、3年度の大雪の影響が見られる。また、空き家に関する相談・苦情は103件で過去最多。さらに、空き家の約半数がJR能代駅から半径2㌔圏内に集中し、中心市街地で空き家問題が顕在化している。