洋上風力JERA応札へ意欲

 政府が洋上風力発電事業者を選ぶ第2弾となる公募が行われている八峰町・能代市沖で、中部電力と東京電力ホールディングスが共同出資するJERA(ジェラ、東京都)が計画を進めていることが分かった。公募第1弾の能代市・三種町・男鹿市沖、由利本荘市沖、千葉県銚子市沖の3海域では三菱商事のコンソーシアム(共同事業体)が総取りし、想定外の落札価格で競合を圧倒した。三菱は八峰町・能代市沖の案件にも参加する見込みだ。三菱の圧勝で、両市町沖に名乗りを上げていた競合他社は戦略の見直しを強いられ、参入見送りもささやかれる中、JERAが環境影響評価(アセスメント)の第1段階「配慮書」の手続きに着手し、応札に意欲を示す形となった。

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