連載企画の「お蔵入り」
昨年の今ごろ、新型コロナウイルス感染者数が少し落ち着いてきたので、年明けにそれぞれの現場でコロナ禍を乗り越えてきた様子を伝える連載を企画し、何人かは紙面掲載の準備ができていた。
昨年の今ごろ、新型コロナウイルス感染者数が少し落ち着いてきたので、年明けにそれぞれの現場でコロナ禍を乗り越えてきた様子を伝える連載を企画し、何人かは紙面掲載の準備ができていた。
原稿を校正していて、悩むのが漢字のルビの扱いだ。北羽新報の記者が参考にしている「用事用語ブック」(時事通信社)には、「言い換え、書き換えが難しい語は、平仮名で読みを入れる」とある。
その中で特に興味を引かれたのは、収穫されないままの柿を持ち主に代わって収穫して商品化しようという、「畑のない農家」の男性。本紙でも紹介したが、家主が高齢になったため放置されたままの柿、道路脇に立つ木など、手付かずの柿の実を、所有者に代わって収穫して加工品として販売しようというもの。
緑から深紅へとグラデーションを描くように色づいたツタ草が、秋の陽光を浴びてそれはそれは艶やかで鮮やかであった。「あでやかだなあ、きれいだなあ」とちょっと感動した──のだが、果たして、そう思っていいのか、迷った。
新型コロナウイルスの感染拡大で2年連続で中止になっていた能代山本の多くの夏祭り行事が今年、3年ぶりに復活した。7月の「能代の花火」、8月の「こども七夕」、「能代七夕・天空の不夜城」をそれぞれ取材。
東北電力は一般家庭向けの「規制料金」と、オール電化の家庭や企業などが契約する「自由料金」を来年4月から値上げする。国の認可が必要な規制料金については、平均33%の値上げを経済産業省に申請済み。
1年を3カ月ごと4回に分けて、その年の主な出来事を写真とともに振り返る「ニュースダイジェスト」をまとめるのが年末の仕事の一つになっている。今年も28日から掲載予定。またたく間に過ぎていった今年も、実にさまざまなことがあったと感慨にふけっている。
新米の季節は、小腹が空いた夜中に悪魔の誘惑に駆られる。炊飯器に残ったほかほかご飯で作る塩むすび。こんな時間に…と思いながらも、かぶりついたら止まらない。この秋、県産米新品種「サキホコレ」が本格市場デビューした。プチ贅沢としてわが家も購入。
「他に負けないぐらい能代市はいろいろやっている。知られていないから、うまく情報発信しないと」。子育て支援策について、斉藤市長や幹部職員からよく聞くセリフだ。本当にそうだろうか。
今年もさまざまな言葉を聞き、考えさせられた。全国高校野球選手権大会に出場した能代松陽。本県高校野球界をけん引する存在だが、夏の甲子園は現校名では初、能代商時代を含めると11年ぶりだった。