「県北の翼」の節目に
大館能代空港が開港から25年を迎えた7月18日、ターミナルビルで記念のセレモニーが行われた。記録的大雨による被害直後で、予定した内容を縮小しながらも、関係者で「県北の翼」として定着した空港の節目を祝った。
大館能代空港が開港から25年を迎えた7月18日、ターミナルビルで記念のセレモニーが行われた。記録的大雨による被害直後で、予定した内容を縮小しながらも、関係者で「県北の翼」として定着した空港の節目を祝った。
昭和58年の日本海中部地震、平成3年の台風19号被害、23年の東日本大震災──。市民生活にまで影響を及ぼす大きな災害は、その発生年(場合によっては年月日まで)とセットで深く記憶に刻み込まれている。
能代山本4市町は20歳を人生の節目とし、14、15日に成人式や「二十歳のつどい」など門出を祝う催しを開いた。変化は目で見て明らか。出席者にマスク着用派は少数だった。新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置付けが、季節性インフルエンザと同じ「5類」に変更され3カ月余が経過する。
庭に作ったささやかな家庭菜園の収穫が忙しくなってきた。素人には食べ頃の見極めが難しく、タイミングを逸してしまうことがよくある。そのため日々の観察が大事と心掛けている。野菜を見ていて、気になるのが雑草だ。その成長の早さには驚く。抜いても、抜いても生えてくる厄介者に手を焼いている。
週末を中心にスポーツ大会が盛んで、小中高校の選手たちが上位大会出場を懸けて熱戦を繰り広げている。最上級生にとっては、敗れると「最後の舞台」となるだけに、選手たちは全力を尽くし、懸命なプレーの一場面が紙面を飾る。地元関係選手の活躍を伝えたいと、高校生や一般が参加する大会では能代山本出身選手の結果も加えるように努めている。
先日能代市で、「スラムダンク聖地巡礼ツアー」が開かれた。昨年12月公開のアニメ映画「THE FIRST SLAM DUNK」が日本のみならず、韓国、中国でも大ヒット。映画にも登場する強豪校・山王工業のモデルが旧能代工高(現能代科学技術高)とされ、ファンによる「聖地巡礼」も盛り上がっていることにあやかって、市地域おこし協力隊や能代バスケミュージアムが中心となり初めて企画された。
用語集はないものか、と、今にして思う。新型コロナウイルスが初確認された元年12月以降、新語や造語だけでなく、既存の言葉も、使用頻度が急増したり、一つの意味が強調されたり、代名詞になった。
囲碁の第78期本因坊戦七番勝負第2局が先月28、29の両日、能代市柳町の旧料亭金勇で行われた。今シリーズに12連覇が懸かる井山裕太本因坊=王座、碁聖と合わせ三冠=。同市で初めての本因坊戦は9年前の平成26年(第69期)だから、金勇で打たれた5度の全対局に臨んだことになる。
能代港の洋上に立つ風車に、今春の小学校卒業生が未来の自分へ宛てて書いた手紙などを入れたタイムカプセルが収められた。国連がSDGs(持続可能な開発目標)の数値目標達成を目指し、子どもたちが20歳を迎える「2030年」に開封しようと、風力発電所の管理会社が企画。
統一地方選がこのほど終わった。能代山本地方は「後半戦」(先月23日投開票)の選挙はなく、ただ結果に触れるのみだったが、一連の報道である事例に興味を覚えた。長野県木祖村の現職村議10人全員が、昨年12月議会最終日に4月の選挙に向けて一斉に「進退表明」したという取り組みだ。