失われた学校の記録
青い表紙のB5判の冊子「失われた学校の記録─教育の原点を求めて─」を久しぶりに手に取った。能代市山本郡で昭和29年度末~平成元年度末に廃校(改称を含む)になった小学校16校(うち分校6)と中学校26校の計42校を掲載している。
青い表紙のB5判の冊子「失われた学校の記録─教育の原点を求めて─」を久しぶりに手に取った。能代市山本郡で昭和29年度末~平成元年度末に廃校(改称を含む)になった小学校16校(うち分校6)と中学校26校の計42校を掲載している。
同僚の記者が禁煙を始めた。社内は禁止されているため、愛煙家は外の喫煙スペースでたばこをくゆらす。かつて自分もそうだったのだが、この季節に肩をすぼめて吸う味はどんなものだろうか。
年明けからの穏やかな天気が一転、寒波が到来していた先月16日、私用で東京に向かうため搭乗予定だった大館能代空港─東京・羽田空港便が欠航となり、代替の移動手段をどうするか頭をひねった。
年明け2日、家族で市内の神社に初詣に出掛けた。社殿でおはらいを受け、帰りにおみくじを引くと見事、大吉をゲット。1年のお守りにしようと財布にしまった。その後、秋田市へ買い物に向かい、せっかくだからと県内一の初詣客数で知られる有名神社にも参拝。
天気のいい日だった。取材して帰社し、原稿を書き終え、一息ついたころのこと。ほかに誰もいない報道部のテレビからアラームが鳴った。緊急地震速報だ。よりにもよって元日に。いや、自然は日取りを選ばない。能登半島を最大震度7の地震と、津波が襲った。被災の全体像をつかめないまま三が日が明け、15日で2週間が経過した。
早いもので、もう師走。残り1カ月を切った今年は、読者の皆さんにとってどのような年でしたか?暗いニュース、明るい話題、さまざまあった能代山本。昨年の小欄でもしたように全国郷土紙連合(12社加盟)のホームページ(HP)に掲載した北羽新報の記事で、アクセスが多かったものを紹介し、2023年を振り返ってみたい。
プロ野球日本シリーズは阪神タイガースが制し、38年ぶりの日本一に輝いた。第7戦までもつれた頂上決戦、北秋田市出身の中嶋聡監督率いるオリックスバファローズの健闘も光った。中嶋監督は鷹巣農林高から昭和61年のドラフト3位でオリックスの前身の阪急ブレーブスに入団。強肩捕手として、西武、横浜、日本ハムと移籍し、両リーグ最長となる実働29年の記録も残る。
数年前、秋田自動車道・三種町天瀬川付近を秋田市方向へと走行していると、100㍍ほど先を「黒い個体」が横切っていくのが見えた。生まれて初めての〝目撃〟に驚いたが、今なら同時に恐怖感も覚えるだろう。県内では今年、クマの人身被害が後を絶たない。県によると、4月から今月7日までにクマに襲われるなどして負傷した人は65人。昨年度は年間で6人で、いかに異常事態かが分かる。
8月の使用電力量も、電気料金も、わが家史上、過去最大であった。なにぶん、エアコンが1台増えた。なんの虫の知らせがあったわけでもないが、6月設置。結果、「ああ、良かった」である。まさかあんなに暑くなるとは。最大3台が稼働、室外機が排出する温風もマシマシで、地球温暖化に加担した気がしないわけではない…地球よ、すまぬ。
記事を書いたり直したりする際に参考にしている北羽新報の記者必携の「用字用語ブック」(時事通信社)が7年ぶりに改訂された。この間、人工知能(AI)の活用が進むなど、社会は大きく変化しており、最新の第8版では、時代の動きに合わせて用語の入れ替えを行ったほか、外来語や外国地名、運動用語、特定商品名などの表記を見直したという。