異常気象の農作物被害報告

今夏の大雨と猛暑による農作物被害を受け、県は28日、秋田市内で「農作物異常気象対策指導班会議」を開いた。能代山本関係は、コメの1等米比率低下やネギ、ミョウガの病害、キャベツの生育停滞など、幅広い作物への影響が報告された。県は今後、被害を軽減できた県内農家に聞き取りを行い、高温対策などの技術指導に生かす方針。

飲酒検査の義務化スタートへ

一定台数以上の「白ナンバー」(自家用自動車)の運行管理を行う安全運転管理者制度の改正で、安全運転管理者の業務として運転者へのアルコール検知器を使った酒気帯び検査が12月から義務化される。当初は昨年10月の施行が予定されていたが、検知器の供給不足で延期されていた。義務化が間近に迫り、能代山本の300を超える対象事業所も準備を進めている。

伐採木の炭 雑草抑制効果は

県立大木材高度加工研究所(木高研、能代市)と国土交通省能代河川国道事務所が、米代川河川敷で伐採した樹木で木炭を製造し、その有効利用を考える共同研究を進めている。昨年秋に木炭を地中に埋めたところ、雑草の生育速度が、埋めていない場所に比べ明らかに遅かったとし、再現性があるかなどを確かめる2年目の実証試験を29日にスタートさせた。研究を担当する木高研の栗本康司教授は「樹木の木炭化は大気中の二酸化炭素削減にも貢献する。生育の抑制効果を、道路脇の除草経費削減などにつなげることができれば」としている。

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