11日の紙面から

●八峰町で農林漁業を副業に
 県と八峰町観光協会による「半農半X」体験が町内でスタートした。本業を続けながら副業で農林漁業に取り組む新しい兼業スタイルで、今月は県内外から2人が参加し、町内の農業施設でネギの出荷・調整作業に取り組んでいる。

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本業を続けながら副業で農林漁業に取り組む「半農半X」体験が八峰町でスタート

(同町八森の白神農産で)

●能代市財政4指標は健全値
 能代市は昨年度の普通会計決算に基づく健全化判断比率をまとめた。資金繰りの程度を示す「実質公債費比率」、将来負担すべき実質的な負担の割合を示す「将来負担比率」はともにやや悪化した。収入に対し一般会計などの赤字額がどの程度あるかを示す「実質赤字比率」、特別・企業会計の赤字を加えた「連結実質赤字比率」はいずれも黒字なため、算出されなかった。4指標の比率はいずれも早期健全化基準を大幅に下回った。

●能代市の新回覧板が完成
 能代市は、自治会・町内会用の新しい回覧板を製作した。昨年のアンケートで交換を希望する自治会・町内会数を確認しており、今月末ごろから配布予定。また、新たに希望があれば、配布していくという。

能代市が「宇宙なんちゃらこてつくん」や「白神ねぎのん」を描いた新しい回覧板を製作

●不夜城ランプシェード作る
 能代支援学校高等部の縫製クラフト班は、第22回のしろまち灯(あか)り(13日午後5時・能代市畠町大通り周辺)に向け、天空の不夜城に使われた和紙と秋田杉の端材を活用した「不夜城ランプシェード」の製作に励んでいる。不夜城の絵柄の一部を際立たせながら美しい光を演出する灯りで、まち灯り当日は同市上町で展示する予定。生徒たちは「見る人が温かい気持ちになってほしい」という思いを込めて丁寧に作っている。

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心を込めて不夜城ランプシェードを作る生徒たち

●都市対抗野球補強選手に選出
 プロ野球・巨人の元投手で、社会人硬式野球チーム・能代松陵クラブで競技を続けている田中太一投手(28)=能代市出戸本町=が、第92回都市対抗野球大会(28日~12月9日・東京ドーム)に東北第2代表として出場するTDK(にかほ市、2年連続16回目)の補強選手に選ばれた。巨人退団後に在籍したセガサミー(東京都)でも都市対抗野球大会に出場経験があり、「補強選手に選出されたことは光栄。チームの力になりたい」と話す。

●フードドライブ事業を開始
 三種町農業委員会(豊田實会長、委員22人)は、家庭にある未使用食品を持ち寄って必要とする人に届ける「フードドライブ」を始めた。町社会福祉協議会(小沢寿昭会長)と連携して取り組むもので、町農委は「フードドライブを多くの人に知ってもらいたい」と話し、今後の活動の広がりに期待を寄せている。

●梅内地区で森林の手入れ体験
 能代市二ツ井町の梅内地区で森林の手入れと森づくり活動に取り組んでいる「二ツ井宝の森林(やま)プロジェクト」(安井重雄代表)の森林の手入れ体験は6日、同地区の杉林で行われた。チェーンソーの扱いは初めての参加者も多かったが、間伐材を玉切りにして集積したり、ウッドキャンドルを作ったりして林業の一端に触れた。

●能代図書館で書評合戦熱く
 お気に入りの本の魅力を紹介し合う知的書評ゲーム「ビブリオバトル2021inAKITA」の能代大会が3日、能代市立能代図書館で開かれ、能代山本の中学生と高校生が多くの人に作品への興味を持ってもらおうとプレゼンテーションした。最も多くの来場者が読みたくなった「チャンプ本」に、高宮一晟君(能代二中3年)が紹介した「嫌われる勇気」(岸見一郎著、ダイヤモンド社)と高橋陽大君(能代科学技術高3年)の「貴様いつまで女子でいるつもりだ問題」(ジェーン・スー著、幻冬舎)が選ばれた。

12日の紙面から

●北羽美術展絵画部門の審査会
 第54回北羽美術展(北羽新報社主催)の絵画部門審査会が11日、能代市海詠坂の能代山本広域交流センターで開かれ、能代山本の小中学生から寄せられた1097点の中から審査員が入賞作品を決定した。

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能代山本の小中学生から寄せられた絵画作品から各賞を決定(能代山本広域交流センターで)

●ワクチン2回接種率87.1%
 能代山本の新型コロナウイルスワクチン接種は、10月末現在、対象者(12歳以上)の87・1%が2回接種を終えたことが、各市町のまとめで分かった。前月比11・2㌽増で、64歳以下が8割台に進捗し、実績全体を押し上げた。小児(12~15歳)を含む10代でも70・6%に達し、副反応のリスクを見極めつつ、予防接種の効果を選択したことをうかがわせる。65歳以上は90・9%と「大台」に乗った。12月以降は3回目の追加接種が行われ、3回目接種の円滑な実施に向けた準備とともに、1、2回目の接種機会の確保も求められる。

●東中生、建設業の仕事体感
能代市能代東中の3年生が10日、能代市二ツ井町切石地内の国道7号能代地区線形改良事業の現場を訪れ、古里で進められている道路事業の今を学ぶとともに、重機の操縦などを通して建設業の仕事を体感した。

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能代東中の3年生が道路工事現場で重機の操縦を体験(能代市二ツ井町切石で)

●スマホレジで待ち時間短縮
伊徳(本社・大館市)は、レジでの待ち時間を短縮するシステム「Shop&Go(ショップアンドゴー)」を能代市寺向のいとく能代ショッピングセンター(SC)に導入、12日から運用する。買い物客が店内に備え付けまたは自分のスマートフォンを使い、購入する商品のバーコードを読み込み、専用レジでキャッシュレス決済する仕組み。いとく店舗への導入は同SCが初めて。

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専用レジにQRコードをかざし、キャッシュレスで決済

●税の作文で渡部さん国税局長賞
 国税庁などが全国の中学生と高校生を対象に募集した「税の作文」の入選者が発表された。能代山本関係は高校生の作文で、渡部明子さん(能代1年)が仙台国税局長賞を受賞。中学生の作文では、全国納税貯蓄組合連合会優秀賞の三浦魁里さん(東雲3年)を含む3人が選ばれた。

●「のしろまち灯り」あす開催
 第22回のしろまち灯りは、13日午後5時から能代市の畠町大通り周辺で開かれる。木都・能代らしさやリサイクルを意識して市民が手作りした約800個の灯りを、各個店や畠町新拠点など23カ所に配置。動物の影絵を探すウオークラリーや、キャンドル作りのワークショップ(WS)、温かい各種グルメ販売なども行い、晩秋の能代の夜に明るさとにぎわいを演出する。

●湖北小児童が本棚作りに挑戦
 三種町建築労働組合青年部(西村昭悟部長)の木工教室が9日、同町湖北小で開かれた。児童らがのこぎりや金づちを使って本棚作りに挑戦し、ものづくりの楽しさに触れた。

●再エネ人材育成へセミナー
 能代市の再生可能エネルギー次世代人材育成事業「再エネセミナー」が11日、能代科学技術高などで開かれ、同校の1、2年生約150人が温暖化ガス排出を実質ゼロにするカーボンニュートラルや、本県沖で計画される大規模な洋上風力発電事業と地元企業の関わりなどについて理解を深めた。

13日の紙面から

●新イオンテナント店舗は32
 イオンタウン(本社・千葉市)は12日、能代市鰄渕地内に建設中のショッピングセンター「イオンタウン能代」の概要を発表した。テナント数は、イオン東北(本社・秋田市)が運営する総合スーパー「イオンスタイル能代東」を核店舗に、ホームセンター「サンデー」、家電量販店「ヤマダデンキ」、体験型アミューズメント「ソユーゲームフィールド」など、県内初出店9店舗を含む32店舗。オープンは27日午前9時と正式発表した。

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11月27日のオープンに向けて準備が進むイオンタウン能代(能代市鰄渕で)

●西大通りで「100縁商店街」
 能代市の西大通り商店街でこのほど、第10回西大通り100縁商店街が開かれた。加盟店が一押しの商品などを100円で提供。お得さと、店主らとの交流を楽しむ市民らが通りを行き交った。景品の買い物割引券の利用期限は13日までで、使い忘れのないよう呼び掛けている。

●女性対象に建設現場見学会
 能代山本建設業協会の女性部会「能代山本アテナ」(村岡陽子会長)はこのほど、能代市二ツ井町種字柳原地内の米代川河川敷で女性を主な対象とした「第3回ケンジョ(建設女子)による女性の現場見学会」を開いた。参加者が女性オペレーターの指導で重機の試乗やドローン(小型無人機)の操作を体験し、建設業のやりがいや女性の活躍に理解を深めた。

●局名印にハタハタデザイン
 八峰町内の5郵便局で、ハタハタのイラスト入りの局名印を作製し、今月から使用している。旅先の郵便局窓口で局名印を集める「旅行貯金」と呼ばれる趣味を楽しむ人たちなどに向けて、広く町の〝名物〟をアピールしていく。

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八峰町内の5郵便局が、「旅行貯金」を楽しむ人たちに向けてハタハタのイラスト入りの局名印を作製

●支援学校生わくわく美術展
 県内の支援学校に通う児童生徒らの作品を展示する「能代・山本地区でまえわくわく美術展」が12日、能代市大森山の東北電力能代エナジアムパークで始まり、児童生徒の個性や努力が光る作品が来場者の目を楽しませている。受賞した能代支援学校の生徒6人の作品も展示中。会期は19日まで。

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支援学校の児童生徒の作品が展示されている

●聖火リレーユニホーム展示
 6月に能代市で行われた東京五輪聖火リレーで、聖火ランナーを務めた同市出身の元プロ野球選手・監督の山田久志さん(73)=兵庫県西宮市=が着用したユニホームが市総合体育館に展示され、来館者の関心を集めている。

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山田さんが聖火リレーで着用したユニホームを展示

●八峰町でサル被害警戒強化
 八峰町でニホンザルが餌を求めて畑や田んぼ、住宅地に出没する姿が見られ、捕獲頭数が増えている。同町でのサルの捕獲頭数や農作物の被害額は減少傾向にあったが、今年度は先月末までで前年度の捕獲頭数を上回っており、町は住民の要望を受けて檻(おり)を設置したり、放任果樹の伐採を行うなどの対策を講じながら警戒を強めている。

●金澤さん親子招き公開講座
 曹洞宗秋田県第九教区(茂林友道教区長)主催の一般公開講座「共に生きる~金澤泰子・翔子の書の世界~」はこのほど、能代市二ツ井町総合体育館で開かれた。約350人が参加、ダウン症の書家・金澤翔子さん(36)=東京都=の母親の金澤泰子さん(77)の講演を聴いた。翔子さんによる席上揮毫(きごう)も行われ、勢いのある筆遣いで「飛翔」と書き上げた。

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約350人が注目する中、席上揮毫を披露する書家の金澤翔子さん

14日の紙面から

●「のしろまち灯り」幻想的に
 第22回のしろまち灯(あか)りは13日夜、能代市の畠町大通り周辺で開かれた。市民が心を込めて作った約800個の灯りを、各個店や畠町新拠点など23カ所に配置。温(ぬく)もりのあるきれいな灯りが街なかに広がり、能代の夜を彩った。また、動物の影絵を探すウオークラリーやグルメの販売なども行われ、多くの来場者を楽しませた。

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能代市民手作りの灯りが中心市街地に展示された(同市上町で)

●統合中学校建設候補地絞る
 三種町の琴丘、山本、八竜の3中学校を統合する新たな中学校の建設場所について協議している町立小・中学校再編準備委員会は12日、これまでの議論で候補地に挙がっていた4カ所から山本中敷地、琴丘中・ことおか中央公園周辺を適地として絞り込み、町教育委員会へ提出する意見書の作成に取り掛かることを決めた。同日夜、琴丘地域拠点センターで開いた会合で確認した。

●三種町ワクチン集団接種終了
 三種町が5月から実施してきた新型コロナウイルスワクチンの集団接種は13日、山本ふるさと文化館で356人が2回目の接種を受け、計画していた全日程が終了した。12歳以上の接種対象者1万4925人のうち、6割近い8475人の町民が集団接種を選んだ。国は、2回のワクチン接種を終えた人を対象に3回目を行う方針で、早ければ12月にも医療従事者から始まり、同町の集団接種は来年3月以降の再開を予定している。

●見学会で風力発電の現状理解
 市民グループ「能代山本洋上風力発電を考える会」(中根慶照会長)の風車見学会は13日、能代市内で開かれ、陸上風車の建設が予定される農地や洋上風車の建設工事が進む能代港を訪れ、現状に理解を深めた。

●八竜中でふるさと創生会議
 三種町八竜中(多賀谷雅人校長、全校生徒111人)は11日、「八竜ふるさと創生会議」を開いた。今年度取り組んできた「ふるさとキャリア教育」を通して学年ごとに見いだした町の魅力を発表するとともに、今後の町との関わり、将来の生き方について考えた。

●税に関する習字の秀作展示
能代山本租税教育推進協議会(代表幹事・高橋誠也能代市教育長)主催の「小中高生の税に関する作品展」が能代市柳町のイオン能代店で開かれており、児童生徒の習字の秀作が買い物客らの関心を集めている。18日まで。

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税に関する習字の優秀作品を展示

●「サキホコレ」販売に長い列
 県は13日、能代市寺向のいとく能代ショッピングセンター(SC)で秋田米新品種「サキホコレ」のプレデビューイベントを行った。6日に先行販売を開始したものの早々に完売した取扱店もあり、市内外の多くの住民が購入のチャンスと捉えて来場。長い行列ができ、関心の高さを裏付けた。サンプル米をもらえるワークショップやミニステージも行われ、にぎわいを見せた。

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サキホコレを求めて買い物客が長い列をつくった

●金勇オータムフェス開幕
 能代市柳町の旧料亭金勇で13日、「金勇オータムフェスティバル2021」が開幕し、新日本舞踊麗秋流(麗秋春華代表)のメンバーが舞を披露し、来場者を楽しませた。

あでやかな舞を披露した新日本舞踊麗秋流(旧料亭金勇で)

 


 

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